船舶の定期検査レポート

更新日 2005/10/15 土曜日

サウザーデザイン FRPレンタルバウデッキ 現在乗っているボートが新規登録から6年が経過して遂に迎える定期検査。中間検査は業者さんに依頼をしましたが定期検査については自分で行ってみましたのでそのレポートを掲載します。

 なお、住所変更もあわせて行いましたので合わせてレポートしまぁ〜す。


船舶の定期検査レポート

 まずはじめに金銭的な負担が多少増えてでも手間のかからないほうが良いという方は手続きをボート販売などを手がけられている業者さんなどに依頼されることをお奨めします。 ワークスハセガワ

コスト比較  手続き手順  手続きを終えて 

コスト比較

 今回、検査にかかるコストを少しでも抑えるべく自ら日本小型船舶検査機構(JCI)にて手続きをして定期検査を受けました。
 まずは、その努力の結果(コストダウン)を見てください。

業者にお任せ 【今回】自分で手続きを実施。
更新手数料 \15,000程度
 *業者により異なりますのでご確認ください。
もちろん無料
船舶検査手数料(定期検査) \24,300
*5m以上10m未満&定員12名まで
基本的に必要なし 検査以来の申請書郵送費用。
 \80 *普通郵便
手続き完了後に船検証、ステッカー等を自宅に届けてもらう送料。
 \640 *宅急便着払い
合計 \39,300 合計 \25,020
*船舶検査手数料はボートのサイズや定員数、定期検査or中間検査で異なりますのでご注意ください。

 業者にお支払いする更新手数料が浮いた感じになります。

 

手続き手順

 まず初めに現在所有しているボートが何時検査を受けることが出来るかを確認してください。私が検査をお願いした滋賀県大津支部であれば日本小型船舶検査機構に直接持ち込む場合には月曜日から金曜日までの午後となります。

 またマリーナなでに保管を依頼しているボートの場合にはそれぞれ日本小型船舶検査機構の検査担当官の巡回日に合わせてお願いする形となります。詳細は日本小型船舶検査機構のそれぞれの支部に確認ください。

1.法定備品の確認
 常に船内に備え付けをしていなくてはならない法定備品ではありますが、検査前に改めて法定備品が揃っているかを確認してください。

 必要な法定美品は

救命胴衣(TK-24A:法定備品用ライフジャケット)
救命胴衣(定員人数分)

救命浮環 (P-160) (法定備品用、浮輪)
救命浮環 1個

法定備品:TK-A(消火バケツ)(布バケツ)
消化バケツ 1個

(SF-2)信号紅炎
信号紅炎
使用期限切れに注意。なお、携帯電話での代替も可能ですが携帯電話で代用する場合には、携帯電話での通話が可能であることを証明しなくてはなりません。要は携帯電話の現物が必須で、エリアMAPなどがあればなお良し。

ホイッスル:法定備品用
ホイッスル
船にホーンが取付けされているボートは必要ないようです。
注:救命胴衣に取り付けされているホイッスルは含みません。

ロープ 6m×2本
ロープ(6m)×2

 ざっとこんな感じです。

 僕も船検を受ける前に確認したところ救命胴衣が1着足りなくってかなり慌てました。笑

 

2.船舶検査の申込み
 中間検査もしくは定期検査の期日が近づいてくると現在登録されている所有者宛に検査の案内が届きます。書類が届いたら書類内の船舶検査申請書に必要事項を記入します。記入例も同封されていますのでよく確認してください。
 合わせて同封されている小型船舶検査等手数料払込用紙にて規定の検査手数料を郵便局もしくは金融機関で支払いをします。

 それぞれが準備できたら船舶検査申請書と郵便局もしくは金融機関にて支払いをした際に受け取る小型船舶検査等手数料払込証明書を検査を依頼する日本小型船舶検査機構の支部宛に送付します。

 なお、検査を希望する日時については申請書等を送付する前にあらかじめ電話にて連絡をしておくか申請書と合わせて希望日を記入したメモなどを同封しておきましょう。

 検査日の前日のお昼頃に検査に来ていただける時刻をご連絡いただけます。

 

3.検査の立会い
 
申請者本人もしくは代理人が検査に立ち会うことになります。ちなみに申請さえ本人がすれば立会いは第3者であっても委任状などは必要ないようです。

 まずは」船検証、検査手帳を提出して、検査員の方がボートの次のような部分をチェックされました。

1.船検ステッカー(件名ステッカー等含む)の貼り付けの有無。

2.エンジンが掛かるかどうか?ギアが入った状態ではキーを回してもエンジンが掛からない状態になっているかどうか?

3.燃料タンク周りにもれは無いか?

4.船体番号(エンジンの下あたりの船体に刻印されています)が船検証に記載されている番号をあっているか?

5.救命胴衣等を含む法定備品の有無ならびに名前の記入の有無の確認。
  *信号紅炎の代わりに携帯電話を届ける場合には携帯電話が使えるかどうかの確認があります。

 ざっと大体はこんな感じです。特別問題なく進みましたが救命胴衣に名前が書いていませんでしたのでその場で記入をしました。

4.書類の受け取り
 
検査が終了した翌日以降に新しくなった船検証と検査手帳、ステッカーを日本小型船舶検査機構の支部まで取りに行きます。取りに行くことが難しい場合には送料着払いで自宅まで発送をしてもらうことが可能です。
 *中間検査の場合には若干内容が異なります

 ちなみに検査後も釣りを続けたいと申し出たところ船検証に検査済みマークをしていただき新たな船検証&検査手帳がない状況でも釣りをする事が可能でした。

 

手続きを終えて

 平日に休みをとることさえ出来れば日本小型船舶検査機構の方に電話等でよくお話を伺うことで簡単に検査を受けることが出来ます。

 特に何の変更も無いような場合にはまったく問題がありません。ただし法定備品だけはよく確認しておかないといけませんね。

←は自宅に無事に届けられた船検ステッカー(年票)です。

 定期検査だったということもあってか登録番号の記載された船舶検査済票も2枚届きました。

 空気が入らないように綺麗に貼れるかな?

 


ボートコーナーに戻る

TOPページに戻る

連絡先:harenao@hotmail.com