だるま親方 レポート

VOL.2 ランカーの習性  3月5日掲載

 7・6ヘビーアクション30ポンドライン、5・6ウルトラライト4ポンドライン、かたや1mのライギョを釣るようなタックル、かたや渓流の岩魚を釣るようなタックル、あまりにも幅があるが、これが同じ魚を釣るタックルだ。ライトラインではランカーはあがらないかと、いうと、そんなことはない、私の知っている範囲でも6ポンドで、65cmが上がっている。

 50cmを超える魚のヒキは強烈で、ヘビーアクションの竿をたやすく曲げ、人間に近ずくや、ものすごいスピードで、横走りする。・・・・・・・ただしヘビータックルを使用していたらのはなしである。

 バスには不思議な習性が有り、こちらが、ものすごいパワーでひくと、ひいただけ暴れてしまう。しかし、ライトタックルを使用している時あまり強くひかない(ひけない)限り、なぜか重量感はあるが、強烈には暴れない。バスはサイズに関係なく、こちらのパワーが圧倒的に勝っていれば水面でジャンプし、劣っていれば下に潜ろうとする傾向がある。

 ライトタックルを使用している時はなぜか、ものすごいスピードで走ったり、ジ
ャンプすることは少ない。このことがライトタックルでもモンスターとファイト出来る最大の理由だと思う。

 勘違いして欲しくないのは、ライトタックルを使えと言っているのではない。なんのかんの言っても、ヘビータックルのほうが有利である。ただヘビータックルを使用している時は、太いラインを使はないと泣きを見るということだ。

 このことから言いたいのは、ガチガチに固い竿は人間にもラインにも強烈な負担をかける、理想なのはしなやかで反発力の強い竿がいいと思う。(私の場合)それとスピニングタックルでは、ファインフックを使用することが多いために、針は返しまで確実にかかる。そのためにドラッグをフルに使い、糸切れだけに神経をつかえばい、しかしベイトタックルではどうだろう、ラバージグ、テキザスリグ、いずれにしても太いフックを使用する。

 ついでにファイトは完全な力勝負になってしまう。このためにファイト中、針の刺さった所が広がり、ゆるめるとポロリとなってしまう。ベイトタックル、ヘビーラインはドラグを使うほど逃げられる可能性が上がってしまう。

 ランカーと遭遇する可能性低い、以前は岸から、年10匹50cmオーバーを釣れば一人前といわれたが、いまの琵琶湖では、岸からなら年、5匹でも大したものではないだろうか?

 確率は年々下がっている。せっかくヒットしたランカーをタックルの不備で逃がしたくはない。その逃がした魚があなたの最高記録かもしれない。私もキャッチ率は下がり、去年、今年は最悪と言っていい。しかし、何時かかるかわからないモンスターにたいして糸だけは毎回交換している。(無駄かもしれないが)

 みなさんの意見もぜひ聞かせて下さい。ランカーを釣る最大の武器はいい仲間のいい情報と私は思います。

だるま親方


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