だるま親方 レポート

VOL. ランカーの方向性  4月16日掲載

カラーについて

 昔、自称ランカーハンターという奴と話したことがある。彼は、訳知り顔でこういった。「カラーは全く関係無い。」
 
そんな馬鹿な、と思ったが、よくよく話しを聞くと彼は夜釣専門だったのだ。こんな大馬鹿ヤローはさておき、魚は色盲というが、実際クリアーの日中では、圧倒的な差がつくし、夜でも月明かりのあるときは差がついてしまう。

 カラーでどれだけ差がつくか昔試したことがある。一番小魚に近いルアー、ミノーにいろんなカラーを塗り、クリアーの日中に試してみた。(少し夕暮れ近い)止めて見せて釣る時は、ゴースト鮎などのリアルカラーがとても効いた。反対にチャート等のケバイ色は反応が悪かった。チャートのリアルカラーは足元に落とすとギルさえよってこない。

 しかし、子魚がのたうつ動きジャークでは意外な結果が出た。リアルカラーは確かに釣れた。しかし、異状にはまった色があった。ファイアータイガーだ。緑、黄、赤の虎模様、こんな色の魚はいない。しかし、夕暮れのクリアーな北湖で一番釣れた。思うに夕暮れは魚がハイになり早く動かすと視認性が悪いために見やすい色が一番効いたと思われる。

 そう思い今度は、黄色、白、赤という、原色に近い色のラバージグを試してみた。結果は最高に惨めだった。やはりラバージグは黒が一番釣れる。

 今度はラバージグの親戚のスピナーベイトで試してみた。やはり、原色近い、黄色、白、赤である。今度はどれもよく釣れた。このことから思うのは、魚はカラーを認識している。しかも、ルアーの種類ごとに、はまりカラー、はずれカラーは全くちがうということだ。

 ただ、経験から言えるのは、地味な色は大外れはない、しかも、ランカーには一番効く。かといって地味な色ばかりもっていると、希にある大当たりを逃してしまう。原色はメインには使えないが、一通り釣りきって、魚がルアーにだれた時とか、夕暮れのハイな時には希に異状にはまる時がある。反対にリアルカラーは平均外しがない。

 しかし、最近の書き込まれ過ぎたリアルカラーは魚の目に不自然に映るのではないだろうか?人間の手のひらの上ではリアルでも魚にはゴチャゴチャしすぎて、かえって不自然に映ると思う。

 最後に付け加えておくが、水中でリアルカラーよりもっとリアルに見える色がある、原色では駄目だが、濁ったような白、濁ったような銀、グレーは水中ではよりリアルにみえる。単にプラグに塗るだけなので簡単に出来る。それと、プラグで私が大嫌いな色がある。顔が映るようなメッキはクリアーでは最悪の釣りが保証される。私はメッキは必ずペーパーで濁らしてから使用する。

 色々書いたがカラーは本人の好みなので、それを使えばいいと思う。現に信じられない色を投げ続けるのは辛いと思う、上に書いたのは私の好みを書いただけである。

 みなさんの意見をお待ちします。

だるま親方


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