だるま親方 レポート

VOL.1 ランカーの方向性  5月22日掲載

ラバージグ(フットボール型)第1回

 ラバージグにはフットボールとコブラヘッド(ガード付)があるが、最も一般的に使われるタイプだろう。そして世間一般にランカーバスルアーの最右翼でもある。年々使用率は下がってきているが、未だに私の主力ルアーだ。

 最初にラバージグは3つのセッティングで7割が決まる。まずヘッドの重さ、次にラバーの量、最後にトレーラである。

 まず、ヘッドの重さ。ラバージグは本来メリハリをつけて 動かすのである程度の重さは必要だ。 ラバーとトレーラとラインの抵抗があるのでジグヘッドリ グの1・5倍位は重くしないと同じようには沈まない。しかも、ラバージグは重いやつほど、でかいのがくる傾向があるので必要以上軽くする必要はない。5グラムをきるヘッドはジグヘッドリグのほうが釣れる。ただ、まれに5グラムをきる軽量ラバージグがはまるときがある。このときのコツはラバーを短めにする。なぜなら軽いジグは上下より、ただよわすような動きになるために、ラバーがなびかず、広がってしまう。広がりすぎるとエグイ為か食いが悪くなるので短めにする。

 次にラバー『巻いてりゃいいじゃないか』と言われそうだがこれも重要である。なぜならラバーがある程度、障害物をかわしてくれるからだ。下の方にボリュームをつけると、姿勢が安定し、しかも回避に優れる。いつも思うがラバージグのラバーは広がるために危険動物のように見える。このおかげでチビよけになっていると思う。それと、独特の生命感と食いついた時のフワフワした感触がランカーにアピールするのではないだろうか?

 最後にトレーラ。スイミングの時は絶対的にグラブがいい、ツインテールなら姿勢が安定する。シングルテールはフォール主体、高速スイミングで特に効果がある。ボトムを這わす時はポークがいい。産卵期にはザリガニが効く。カラーは個人的にはいかなる時も黒が好きだ。特にグラブは黒がいい。黒という色は混ぜものの関係で他の色より柔らかい。そのために確実にテールが泳ぐ。スイミングの時に重要なのはちゃんとテールが泳いでいることである。

 以上でおおざっぱなセッティングは終である。次回は具体的な動かし方を解説します。

だるま親方


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