だるま親方 レポート

VOL.1 ランカーの方向性  6月8日掲載

ミノープラグ(あまり潜らないタイプ、フラッシュミノー Xー70等)

 最初からで全く恐縮だが、個人的な意見で、ミノープラグには致命的な欠点があると思う。それは『大きい魚が釣りにくいことだ』じゃあなぜ書くかというと、私がそう思っているだけで、実際には間違っているかもしれない。現在の私の意見を述べたいと思うます。

 ミノープラグには、フローティング、サスペンド、シンキングと3種類ある。
まず、シンキングミノー
 プラグ自体の出来にもよるが、たいていは距離を稼ぐ為にシンキングになっており、動きはあまり良くない物が多い。しかし、ミノープラグはハマルと棒引きでも数釣りなら、他のルアーを圧倒する能力があるので、夕方の風の強い所では、1、2個は持っていたほうがいいと思う。
フローティングミノー
 まず飛ばない。ハマルと強いがスレきった湖では希で、ハマッタ時でさえ、フローティングを10とすれば、サスペンドでも7、8は釣れる。
では、サスペンドミノーこれも3種類に分類したい。
 ◎すごくゆっくりのフローティング。
 ◎すごくゆっくりのシンキング。
 ◎完全にサスペンド。

まず、すごくゆっくりのフローティング
 
これは、暖かい時期に非常に効果がある。ミノーはなんと いっても藻の上で使った時に威力を発揮するので僅かでも浮力があるのは非常にありがたい。使い方は出来れば堅くて短いベイトタックルを使う。そして鋭い連続ジャークを繰り返すのだ。これは練習しないとこの動作は出来ないが、この動きに反応する魚は我を忘れて夢中で追いかけてくる。それと、これが大事だが半分位巻いたところで止めてみるのだ、浮力でゆっくりバックするのでこの時に食いつく時が多い。とにかく足元まで魚が追いかけてくるので非常に愉しい。そして足元で巻けなくなり、浮力でバックした時に、狂ったようにストライクする。必ず堅い竿を使うこと。柔らかい竿だと吸収してしまいバランスが崩れない。
すごくゆっくりのシンキング
 これはラインを張って待っている時に使う。なぜ僅かに沈ますかというとラインの浮力のある分をつりあわす為である。張っていないと当たりが取れないこともあるので、このセッティングにする。ただこれだと僅かづつではあるがミノーが前に来てしまう。
完全にサスペンド
 これはタフコンディションの時に使う。ラインを弛めておけば、いくらでも好きなところにルアーをとどめておける。
 止めているのは、5秒ですむ時もあるが、ひどい時には、30秒も止めておかなければいけないこともある。ラインは少し位弛んでいても当たりは解る物であるが、こ れは、コツっとくるような僅かな当たりが一瞬だけくるようなことが多い。
 そのために水面のラインをたえず見ておく必要がある。

その他、ミノープラグのテクニック
 フローティングミノーをトップのように使うと、バックするために同じ場所でネチネチやれる。動きをシャープにさせたい時は、リュータでリップの縁を削って尖らすと動きがよくなる。ただしやりすぎるとライ ンを傷つけるので注意する。
 リップを折るのも効果がある。ただし折ると姿勢が保てなくなるものもあるので注意する。(重心移動に多い)
 障害物の多いところでは、リップの両端に溝を切り、アイに通して糸を逆V字型に付ける。アイとリップの間にゴミを拾いやすいので、これである程度防ぐことが出来る。
 カラーはジャークなら、赤、ファイアータイガー。止めている時はリアルカラーがお勧めである。最後に愚痴だが、ステイシー、イーター等のディープミノ ーは、ランカーの必携アイテムである。しかし、あまり潜らない本当のミノーで自慢ではないが、50cmアップを釣ったことがない。だから、個人的な偏見でミノーはランカーが釣りににくいルアーと思っている。(好きなのでよく使うが)
 しかし、外国の雑誌でレコードを追いかけている人たちの記事を読むと、唯一レコードを狙えるハードベイトとしてラパラが登場する。ラパラは非常に優れたベイトであるが、私自身は大きい魚を釣ったことがない。どなたか使い方を知っている人がいられたら教えて下さい。
 ミノープラグは凄く好きなのでこれで大きい魚が釣れたら最高である。

だるま親方


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