だるま親方 レポート

VOL.1 ランカーの方向性  7月5日掲載

B級テクニック

 世の中では、ほとんど注目されず。そして多くの人がB級と馬鹿にするテクニックが存在する。しかし本当にB級なのか?、そして取るにたらない物なのか?人間が思っているだけで魚には人間の流行は関係無い。
 B級と馬鹿にしていると有効なテクニックをみすみす捨てていることになる。今回は殆ど注目されることのないテクニックを紹介したいと思う。

スピナー
 最近ルアーを始めた連中と話していると、有名ルアーはよく知っているが、スピナーを知らない連中が多いことに驚く、さらに使いもしないのに、最初から馬鹿にして使おうともしない。
 私がルアーを始めたころはスピナーは最も釣れるルアーだった。効果は20年前といささかも変わらない。スピナーはバスだけでなく、ルアーに反応しにくい、マス、ハス、鮒類、海の魚までも幅広く対象魚だ。
 なぜか、水を押すが音が静かで、コンパクト、そして泳いでいる姿は意外に自然だ。バス意外の魚が幅広く反応するのは、バスプラグより餌らしく見えるからだろう。
 だだアクションは棒引きぐらいしか出来ないので、ルアー本体の能力が釣人の腕よりも左右してしまう。
 とりあえず、興味をもって始めようという人は、アングリアロング、ブレットン、ミラあたりを購入することをすすめる。

スプーン
 一番基本的なルアーである。湖に落としたスプーンにマスが食いついたのは有名な話しだが、最も昔からあるルアーで、効果的であるにもかかわらず誰も使ってないルアーである。
 使う場面はスピナーとクロスすることが多いが、スプーンはミノープラグのようにジャークして使うと大変効果がある。ミノーのように止められないが、動きはへたなミノーより遥かにミノーらしいので、ミノープラグと張り合うことが出来る。そして何よりも圧倒的に飛ぶ。
 ウイードレスタイプなら藻の上を難なく引ける。ミノープラグの場合は神経を使うがこれなら楽勝だ。ぜひ使うことをお勧めする。

サビキ
 JBTAは枝針禁止のためにプロは使えないが、水深のある橋桁などで非常に効果がある。もともと海老のイミテーションなので海老が好物のバスはコロっといってしまう。
 ちなみにスキンサビキというが、もともとは破れたコンドームを針につけるとサバが入れぐったのが、サビキ釣の元祖でだからスキンサビキという。あまりに情けないので書きたくないが、コンドームを細長く切り、針につけると、わずかな力でもヒラヒラ動くのでクリアーのタフ時には効果がある。
 ただし、殆ど変態なので一般人にはお勧めしない。

スライダー1/4カット
 スライダーの赤を縦1/4にカットし糸ミミズのようにする。これは、非常によく釣れるが、変な所で使うとギルの猛襲にあう。スライダーに限らず、パワーワームのような味つきワームでこれをやると魚がいつまでも離さない。海で餌が無いときも重宝する。

フライを使う
 夏の日中、ルアーはさっぱり、フライは入れ食いということがある。フライは効果的なのだ。
 独断だがフライタックルは伝統の塊で、古くさく、投げたら引くしかできない。でもフライは釣れる。それをバスタックルでやるとどうなるか。ある程度だがアクションがつけられる。
 やりかたは、スプリット、あるいはザラ、スプーンの後ろにリーダーをセットする。
バスに効果的なフライはストリーマ、特にマドラーミノーが効果がある。はっきり言ってフライロッドより遥かに効率がいいので、私はこれでフライフィッシングをやめてしまった。

メタルジグにチューブをかぶせる
 上に書いたとうりである。メタルジグは冬には皆使うが、希に光らないほうが効果的なことがある。めったに使わないが知っておいて損はないだろう。

 情けないテクニックを書きまくったが魚に流行は関係無い。釣った人が偉いのだと私は思う。

だるま親方


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