だるま親方 釣行記 01年12月 |
VOL.50 12月25日掲載
いや〜皆さん世間では忘年会シーズンですな〜。親方も忘年会には誘われるんですが、普段から付き合いが悪いので、いざ忘年会の会場に行くと、まるで阪神タイガースに居残るカツノリ君のようなバツの悪さを感じますな〜。
まあ忘年会は、よく知っている人間とするのが一番です。例えばティ**マと親方がモツ鍋を囲んだら、二人そろって、ネバーサマーのお荷物鍋です。合唱。
12月23日、ダメノスケ軍団本部
今日はダメノスケ軍団の忘年会です。最初の忘年会は吉野屋の牛ドン屋の二階にドテチンが歴代アブリールを持ち込み、店員の白い目もかえりみないで独演会を始めたので親方が泣いて請願したのでやり直しとなりました。
まあ今日は、ダメノスケ軍団ドテチン宅なので他人の目を気にする必要がないのだけが唯一の救いです。
早速ドテチン君のノ〜ガキが始まります。なんでも最高のシークレットを今日は披露してくれるそうです。
「ニジマスなんかの管理釣場で使うミノーをバスに使うと(マメが)爆釣だよ」と言って、ピカピカの歯形の無い、セコミノーをイッパイ見せてくれました。
ドテチン君はメーカーの裏をかいたつもりでしょうが、完全にメーカーの思惑にハマッテます。
実際にカタログにマス用と書いているミノーは殆どバサーが「マスが釣れるなら、バスは爆釣」と思って買っていき、バスもマスもカスリもしなかった、ちゅうのが殆どのはずです。(親方も経験ずみ)
昔、ギルマスターちゅうセコワームがあったけど、それでギルを狙う奴は誰もいないって。まあこんな奴ら(親方も含む)がいるから、メーカーも白々しく、モンスターサクラマス専用ミノーなんかを作ってんだろうな〜。
ドテチンの演説を無視して、普段ロクなもんを食ってない親方は、こんな御時勢でしか食えない、高級焼肉をひたすら食います。それが気に触ったのか標的が親方になりました。
「ルーミスなんて聞いたことないメーカー使ってちゃ腕が上がんないよ。シャウラも初心者用だしさ、やっぱりプロかそれと同等の人が設計した竿でないとね〜、やっぱり、時代の最先端テクノロジーが入ってないとね〜」
釣具のような小さい市場規模で最先端テクノロジーを使って回収出来るとは思えませんが、彼はカタログに書いてあることは全て真実と思って疑わないようです。
まあカタログ魔人を続けられる経済力は羨ましいんですが、親方は思わず反撃しようと思いましたが、この3年に一回しか食えないような高級焼肉はドテチンのオゴリなので、黙って下を向く自分が情けなかったです。
だるま親方