だるま親方 釣行記 02年08月

VOL.64    8月31日掲載

 大暴落です。釣具の価格も大暴落ですな〜。中古屋を覗くとビックリするぐらい値段が崩れてますな〜。
 まあ、もともとルアーのプレミア価格なんてのが異常だったんでしょう。昔は、一枚、20万円なんていうテレホンカードがありましたが、持ってた本人が自己満足してただけで、現実に現金に換金出来るわきゃありません。ルアーも竿も投機目的で異常に値段が上がり、最後はバブルが弾けて叩き売りです。
 まあ、今が本来の釣りの業界の姿かもしれませんな〜。今までが異常だったんですよ。冷静に考えりゃ。それに、釣りほど秘密がツキモノのスポーツなんて他にはありません。
 秘密の場所、秘密のチューン、秘密のルアー、爆釣には秘密がつきものです。それを、雑誌で大きく取り上げて、皆が欲しがるベンチャー企業の株みたいなプレミアルアーの全部が、エキスパートの秘密が仕込んであるとは思えません。まあ8割ぐらいの人間が効果が無いことを判りつつ投機で目的でやってたから一昔前のプレミア騒動とはいったいなんだったんでしょう。土地ころがし、ならぬルアーころがし。バブルは崩壊。親方は最後に一言いわせて頂きます。「デフレバンザ〜イ」

 8月10〜15日 各地の野池、川巡り
 結局もう突飛な場所でしか、イージに大漁はのぞめません。嵐さんの釣り方を訊きゃ判るでしょうが、特殊リグを使い通すのは相当神経を使い、アベレージアングラーには無理です。
 この場所は、鮎も泳ぐような渓流ですが、一般人が見向きもしない、こんなところしかウブな奴はいないんですよ。極小スプーンとスピナーを使って釣っていきます。流れのあるところでスピナーは優れたルアーですが、アクションは付け難いのでスピナーの性能がモロに差となります。早速ヒット、25cm程度ですが次々釣れます。スピナーは表層しか釣ることが出来ず、スレが極端に早いので、30分で場所移動、次の場所では、ウグイ、ニゴイ、ハスが次々釣れます。こいつらが、やたら釣れる所にはバスはいないので、すぐ移動。でも極端に汚い水にはギルしかいないんだよな〜。今の害魚問題も、結局バスとギルしか住めない所で在来魚の保護とか言ってますが、借金1000兆円の土建国家のシワヨセが桶屋の論理できた気もしますが、決着はどうなるんでしょう。
 リザーバとか人工的な場所は、まさに人工的に管理された空間ですが、そのような場所ではバスは、強いです。逆に自然が手付かずで残っているような場所には在来種が強い気がしますが。

 次の場所は、農業用のため池、釣り禁止ではありませんが、遠慮しながらフィッシング。ここではスカ。まあ数は釣れたし、良しとすっか。
 琵琶湖以外の場所を巡った感想は、在来種は、まだまだいます。逆に琵琶湖、特に南湖は人間が手付かずの場所はありえず。まるで巨大なリザーバーです。バスとギルしかいなくなったと言われますが、この環境で生存出来る魚がバスとギルだけと親方は思うんですが。

だるま親方


だるま親方コーナーに戻る

連絡先:harenao@hotmail.com