だるま親方 釣行記 02年12月

VOL.67    12月9日掲載

 皆さん、快傑ズバットってしってます?親方が幼少のころやっていた特撮ヒーロ番組ですが、現在も一部好事家の間(D先生とか)で熱狂的な人気を誇ります。まあ、20年たっても愛される異色のヒーロ番組ですが、粗筋としては。

 謎の組織ダッカーの下部組織が幼稚園の送迎バスに爆弾を仕掛け、青年科学者、飛鳥五郎が送迎バスから園児を救ったさいに全身に火傷をおい、入院先の病院でダッカーの襲撃にあい、病院爆破の大混乱の中飛鳥五郎は、親友、早川健の前で全身に銃弾を浴びて絶命します。(これでも子供番組です)
 親友を殺された早川健はダッカーに復讐する為に、飛鳥五郎の残した強化服、ズバットスーツを完成させ、快傑ズバットとなって悪の組織に復讐するという話です。

 公共の利益の為でなく、私怨の為に戦うヒーロというのも十分異色ですが、そこはD先生の心のバイブル、悪の組織ダッカーの用心棒というのも異色の存在、釣り師、占い師、コック、ゴルファー、ハスラー、もぐりの医者と、なんでこんな奴らが用心棒になりうるの?という奴らばかりです。そして最大の特徴は、早川健は超人に変身しますが、相手の用心棒は生身の人間です。ズバットはこいつらをボロクソに殴る、蹴るの暴行をくわえたあと、用心棒を締め上げ 「2月2日、飛鳥五郎という男を殺したのはオマエだな!!!」 無抵抗な悪役が 「知らん、俺は2月2日は**で**だった、本当だ」 と懇願し、人違いと判ると逆ギレし、「ズバットアターーーーク」と人違いの悪役に必殺技でトドメをさします。(ひでえ)

 D先生にレーザーディスクを借りて笑いながら見てましたが、笑えない事態が発生しました。なんとD先生(未登録)と、ネバサマの某トップアングラーの某先生(こちらはちゃんと難関国家試験に受かった正規の医者)が管理釣り場で勝負するという企画が一部で持ち上がりました。親方の頭に即座に浮かんだのが、上に書いた、ズバット締め上げの光景です。

 ド〜考えても、腕の差を考えると、D先生が一方的に殴る蹴るの暴行を加えられた後で、ズバットアタックを喰らってトドメを刺されるのが目に浮かびます、そこまでなら見てるこちらは面白いんですが、その後、親方がD先生に八つ当たりのズバットアタックを喰らいそうなので全力で阻止しました。仲間内で釣りの勝負で一方的なワンサイドゲームをズバット状態と呼んでますが、間違いなくそうなります。しかし、この前は親方がズバットアタックを喰らったので、D先生に復讐すべく、今回も管理釣り場対決です。

 12月     某管理釣り場
 前回は、親方がエサ、D先生がフライなので圧倒的にボロ負けしましたが、今回はお互いスピニングタックル、イコールコンディションです。(と思っていた俺が甘かった)

 早速釣り開始。極小スピナー、極小スプーンでコンスタントに釣れて行きます。今回の勝負もらった!!!。親方がそう確信した瞬間、D先生が口を挟みます。
D先生 「だるま親方、ネバサマの専属ライター、そして!ニッポンでは2番目の釣り師」
親方 「何!2番目だと、じゃあ1番は誰だ?!」

 ひゅ〜う、チッチッチッチ、D先生が左右に振っていた二本の指でおもむろにテンガロハットを上げて、親指で自分を指差します。

親方 「勝負だ、ドテチン、俺が勝ったらお前の腕一本もらうぜ!!!!」

 D先生が不敵な笑みを浮かべて取り出したのは、ゲーーーーーー、なんとキャスティングライン(スピニングでも毛鉤を使える重さのある糸)

親方 「ひっ卑怯モン、わしが生身やのに、お、お前一人でズバットに変身するようなもんやないか!!」

 1時間後、当然ボロ負け。

 帰りの車内、D先生の高笑い。こっこの野郎、ちょーしこいてると、ほんまにネバサマのズバット呼んでくるぞ!!!

参考HP 《快傑ズバット特集》http://home8.highway.ne.jp/galzo/zubat_main.htm

だるま親方


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