尾上漁港で起きた事件

2000/05/16火曜日 訂正

 今回は我々バスアングラーにとって耳の痛い話を掲載します。しかし耳が痛い話ですが僕たちバスアングラーはこの問題を避けて通るわけには行きません。

 皆さん是非読んで考えそして次から釣りに行くときには少し考えて行動しましょう。


先日尾上漁港の前を通った所、漁港の外側に「釣り禁止」と書かれた看板が立っていました。下の文章内では「尾上漁港で釣りをするなとは言いません」と書きましたが訂正します。釣り禁止です。皆さん是非守って下さい!!(2000/05/16)


 琵琶湖の漁師さんから聞いた話なのですが、先日尾上漁港でバスアングラーが尾上漁港に居た漁師さんを殴ると言う事件がありました。

 この事件はすぐに警察に通報され尾上漁港に警察官が駆けつけるといった騒ぎになったようですが、結局漁師さんを殴ったバスアングラーは北方面に逃走したという事でした。

 では、「どうしてバスアングラーが漁師さんを殴ったのか?」

 どうやらそのバスアングラーは尾上漁港内で漁師さんの船に無断で乗って釣りをしていたのを漁師さんが注意したところ逆ギレされ殴られたという経緯でした。

 以前から尾上漁港ではバスアングラーと漁師さんとのトラブルが絶えないところでして、バスアングラーが漁師さんに暴力を振るったと言う話は今回が始めてではありません。現に数年前は尾上漁港内のスロープはバスアングラーに開放されていました。しかし今回と同じような暴力事件があり尾上漁港内のスロープは閉鎖されてしまいました。しかしその後も尾上漁港ではトラブルが耐えることはなく現在に至っては駐車禁止、関係者以外立ち入り禁止の文字が尾上漁港内、そして周辺の至る所に書かれています。しかしながら効果は全くなく尾上漁港を訪れるバスアングラーは一向に減る事も無く、トラブルも続いています。そして追い打ちをかけるように今回の事件です。

 今回の事件を受け尾上漁港の関係者の方々は長浜ヨットハーバーと同じように漁港内に釣りをする際に邪魔になるような形でロープを張り巡らせると言った方法でバスアングラーが訪れないようにする方法を検討しているとの事でした。

 そして最後にこの漁師さんは

 「バスアングラーは自分で自分の首を締めているな」とおしゃっていました。


 僕自身尾上漁港は釣り禁止の場所と思っています。(現に数年前に釣り禁止と書いてあったことを各認しています)現在でも尾上漁港周辺には駐車禁止と書かれている場所が多く駐車スペースはマッタク無い状態です。

 確かに尾上漁港はバスが良く釣れるかもしれませんが、我々バスアングラーは「チョット違った場所で釣りをする」など皆さんで考えましょう。

 「尾上漁港で釣りをするな」とは言いませんが仮に釣りに行ったとしても、車の止める場所を考える。(駐車スペースがなければあきらめるのも必要です)漁師さんを見かけたら挨拶をする。船の上には乗らない。などと言ったことに心がけて下さい。漁港はそこで生活する人たちの生活の場所です。サラリーマンの人にたとえるなら会社の事務所です。そんな場所で仕事の道具である船に勝手に乗られたり周辺を汚されたりしたら皆さんならどのように感じます?

 我々バスアングラーのチョットした心遣いで漁師さん達は気持ちよく漁をすることが出来、そして私たちバスアングラーも気持ち良く釣りが出来る筈です。せっかくの楽しいバスフィッシング、ルール・マナーを守り楽しく釣りをしましょう!


 今回はあえて耳の痛い話を掲載しました。「何故このような情報を掲載したか?」と言いますと、バスアングラーの間では「あそこが釣れる」「あのルアーが調子よい」などと言った情報が飛び交うばかりで実際に釣りの現場で起こっている問題が正確に流れていません。

 私たちバスアングラーが釣りをする場所には他の釣りをする人たちや、そして湖を生活の場とする漁師さん達、そしてマリンスポーツを楽しむ人たち、野鳥を観察する人たちなど様々な方々が訪れています。

 同じ場所を共存する以上、お互いに協調しあい譲り合うところは譲り合っていかない限り今後もトラブルは避けられないと思います。お互いに相手のことを理解し相手の立場に立って行動することでトラブルは避けられる物と考えています。

 皆さんも是非楽しく釣りをするためにも今一度釣り場での自分自身の行動を考えてみましょう!!


 みなさんのご意見があれば掲示板にご記入いただくか私にメール下さい。みなさんの意見としてページにアップさせて頂きます。

 

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